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April 17, 2024

ゴールブログ

April 17, 2024

CDN導入の長所と短所をわかりやすく説明!

CDN導入の長所と短所をわかりやすく説明!

CDN(コンテンツ配信ネットワーク)は、Web上でコンテンツの高速配信や提供を行う世界中に分散されたサーバー群です。最近、CDNはトラフィックの多いWebサイトやアプリケーションでほとんど導入され利用されています。

CDNは様々なサービスと連携して利用可能です。

例えば、Twitterが提供するCSSフレームワーク「ブートストラップ」は、フレームワークとJavaScriptやjQueryでウェブサイトを構築することができる。 CDNとBootstrapを併用すると、初心者でも簡単に加速されたウェブサイトを構築できます。

CDNの導入を検討中の方に、さまざまなサービスと連携し、コンテンツの高速配信を可能にするCDNの長所と短所を説明し、CDNの理解度を高めます。

目次

CDN導入の5つの利点

CDN導入の3つの欠点

仕上げ

CDN導入の5つの利点

CDNの高速転送を可能にする構造と5つの利点を紹介します。

CDNはコンテンツの迅速な配信を可能にすることで、ウェブサイトや動画サイトの利用者に遅延や中断なく視聴を可能にし、UX(ユーザー体験)の向上に役立ちます。

高速配信を実現するにはキャッシュメカニズムがあります。次の章で詳しく説明します。

☑︎|①ウェブページの速度向上

☑︎|②コスト削減につながる

☑︎|③ オリジンサーバー負担軽減

☑︎|④ 一定のセキュリティ対策が可能

☑︎|⑤SEO対策の一つになる

①ウェブページの速度向上

まず、CDNの利点は、最初から紹介するコンテンツの高速転送です。

ウェブサイトの表示速度を加速できる理由として、キャッシュメカニズムがあります。

CDNの仕組み

ここでは、CDNの仕組みについて説明します。 CDNは、主に2つのサーバーで構成されるネットワークです。

オリジンサーバー

コンテンツのソースファイルをホストするサーバー。オンプレミスやクラウドが利用される。

キャッシュサーバー

世界各地に分散して配置されているサーバー群。読者から最も近いキャッシュサーバからコンテンツの配信を実施。

最初のビューアの要求はオリジンサーバーに到達し、そのデータをキャッシュサーバーにキャッシュ(複製・保存)します。 2番目以降のビューアは、最も近いキャッシュサーバーからデータを提供します。

高速化キャッシュの仕組み

キャッシング方式では、視聴者とサーバー間の距離が短くなり、距離が短くなると、コンテンツをより高速で高品質に配信できます。

② コスト削減につながる

CDNを導入すると、サーバーネットワーク全体でコストを削減できることがよくあります。

CDNを導入すると、オリジンサーバーに到達した場合にのみデータ交換が行われ、データ転送量が減少します。

また、CDNの負荷分散方式により、オリジンサーバーはスケールアップに伴う利用量が増加せず、サーバー利用料金も削減できます。

③オリジンサーバーの負担を軽減

前述したように、CDN にはキャッシュメカニズムがあるため、同じリージョン内の他のユーザーが視聴するときにキャッシュサーバーから配信され、視聴できます。このような構造とすることでオリジンサーバへのアクセスが減り、負担が軽減されます。

また、CDNはデータセンターでロードバランサーを使用して構成され、トラフィックが急増しても効率的に処理し、負荷を分散させて高負荷サービスを提供する企業も安心して利用できます。 。

④一定のセキュリティ対策が可能

最近増加しているサーバー攻撃のセキュリティ対策にも有効です。特に、Dos攻撃/DDoS攻撃は大量の要求を送信してサーバーやWebサイトをダウンさせることが目的ですが、CDNを導入するとダウンリスクが減少し、セキュリティリスクを回避できます。

⑤ SEO対策の一つになる

CDNがSEO対策の一つになるという理由に、Googleのアルゴリズムによる判断があります。

ページの表示速度はSEOの評価の重要な指標と公表されており、CDNでページ表示速度を向上させると、SEOの評価が上がり、検索結果の上位表示につながります。

CDN導入の3つの欠点

ここまでCDNの利用メリットを紹介しましたが、利用する上で注意すべき欠点もあります。

導入前に知りたいポイントを3つ紹介します。

☑︎|サイトの変更を反映するのに時間がかかります。

☑︎|キャッシング事故の可能性

☑︎|ログファイルがない可能性がある

サイトの変更を反映するのに時間がかかります。

ネットワークには、DNSというIPアドレスをインターネットのアドレスであるドメイン名に関連付けるメカニズムがあります。

IPアドレスドメイン名

192.168.1.1 ○○○○.com/ ○○○○.co.jpなど

CDNもDNSと深く関連があり、設定変更時にはDNSの変更の反映時間に伴い、一定の時間がかかります。キャッシュサーバーの古いコンテンツをすばやく削除できる場合は、その期間を短縮できるため、CDN展開時にキャッシュの削除速度を確認することをお勧めします。

キャッシング事故の可能性

CDNが正しく構成されていない場合は、通常のキャッシュインシデントと呼ばれるキャッシュされてはならないデータをキャッシュして転送できます。過去には大型フリーマーケットサービスで個人情報が流出した事例もあります。

このようなキャッシュ事故を防止するためにも、設計や設定に対して正しい基準を設け、運用が適切になるように、欺瞞的な導入ではなく、システム的なアプローチで事故を未然に防止する体制や方法確立することが不可欠です。 。

ログファイルがない可能性がある

CDNを使用している場合、アクセスログはオリジンサーバーよりもキャッシュサーバーに蓄積されるため、CDNにログを取得する必要があります。

CDNにはアクセスログを提供しないサービスもあります。

また、ログの提供方法が限られている場合もあります。 CDN導入時には、ログの取得方式や置く場所の選択が可能かを事前に確認が必要です。

仕上げ

CDNは利用において欠点になることがある注意点がありますが、それをはるかに上回る応答速度の向上やコスト削減、セキュリティ対策などWebサービスを運営する上で必須項目を強化できます。

導入時には各CDNサービスの仕様の特徴やキャッシュ削除速度、ログ提供方式などをしっかりチェックした上で選定をおすすめします。